令和7年度第1回 千葉県警察官採用試験の申し込みが始まった。5月11日(日)の試験への申し込みは3月7日から4月7日まで。関東圏ではおおむね皆警視庁採用試験と同時に受けて落ちた人だけが周囲の県警察になるんだなどと陰口を叩かれてはいるが千葉県は広く東京から遠い場所も多いためそのような受け方をしない人もいて存外真面目で法を遵守しようとする警察官も多い。埼玉や神奈川の県警を滑り止めにするよりはいっそ千葉県警を受けてみてはどうだろうか?
Blog
-
千葉県の下水緊急点検
2025年1月28日に埼玉県八潮市で起きた道路陥没事件を受けて国土交通省より2025年1月29日付で「下水道管路施設に対する緊急点検について」という連絡が発出された1。「流域下水道管理者が管理している管路」かつ「晴天時の最大処理量が30万㎥以上の大規模な処理場に接続する」かつ「口径2,000㎜以上の管路」2を対象に緊急点検を行い報告をするように要請するものだ。
2月上旬現在八潮市の事例では落下した運転手の捜索を現場では打ち切った程度でまだ事故の原因解析はできていない。そのため点検自体がおろそかになっていたのか、それとも点検自体はできていたのに従来の点検手法では見逃してしまうような事故原因だったのかすら定かではなく、事故の総括後に判明した重点をおさえた点検をすることが確実で二度手間になることからおおむねコストを抑えた点検をしているようだ。
千葉県も例外ではなく、『下水道管路施設に対する緊急点検及び路上からの空洞調査について』で公表するように条件を満たした規模の大きいマンホールの点検と道路の目視点検を行って国に報告をしている。点検位置を見ればわかる通り、人口最大地の千葉市すら半分以上は点検の対象外となっている。確かに県の下水道課は市町村をまたがる下水のみを対象としており市町村単独のものは各市町村に任されているとはいえ県の責任範囲の手賀沼流域周辺のマンホールなど一つも対象になっていない。緊急点検は本当に極一部だけを対象としていることがわかる。
『千葉県汚水処理広域化・共同化計画』のような地図で公共下水道のある市町村が並べられている。このような地図では広域にわたって下水があるように見えるが、実際の下水道は人口密集地帯に限られており各市内で完結しているものがほとんどで今回の指定にある「流域下水道管理者」にはあたらない。そして人手不足に対処するための処理施設の統廃合もまだ計画段階であるため、太い管路を通して下水を遠くの処理系に送るところもないおかげで「口径2,000㎜以上の管路」という条件も満たさない。このような条件設定のためニュース等で「全国で緊急点検を行う」のように言われていても実際には全国のほとんどの下水道は特に緊急点検はされていないのである。
- 2月7日中野大臣会見要旨内(大臣から)埼玉県八潮市における道路陥没事故についてで言及、国土交通省サイト内では発表なし ↩︎
- 点検条件については神戸市等の他市町村に依る ↩︎
-
2025年2月 水産庁の新ゆるキャラ
2025年2月4日、水産庁のサイト内、海業PRの漁港マスコットキャラクターが誕生しました!で新しいゆるキャラが公開された。左から順に~ぎょっこん~海業親善大使~、うみーぎょ~海業の妖精~、うみにゃーご~漁港の案内人~。
海業(うみぎょう)推進事業の一環とされているのでおそらくは海業推進モデル地区の全国12漁港で会う事ができるであろうゆるキャラとなる。残念ながら私の住む千葉県にはモデル地区はなく、一番近くでも逗子漁港となる。
海業推進事業自体のルーツは2022年3月の水産基本計画の閣議決定によるもののはずであるが、ながらくあまり動きが見えずなんと本予算が付いたのは海業振興支援事業として2025年度予算から。おそらくは2024年度の補正予算に滑り込んだ金額で年度中にできることを探してゆるキャラに費やすしかなかったと見える。
-
2025年も来てしまった確定申告の季節
2025年も確定申告の季節が始まってしまった。令和6年分の確定申告の相談及び申告書の受付は、令和7年2月17日(月)から3月17日(月)まで。国税庁からも確定申告書等の様式・手引き等(令和6年分の所得税及び復興特別所得税の確定申告分)として案内が出ている。
実は確定申告書等作成コーナーは年初から開いていて既に入力を始めている人も多いだろうが、官公庁の連携はあくまで国税庁が出している2月17日を目処にしているのでたとえば医療費などはマイナポータルで医療費の連携の準備が整うのは2月9日ごろ等あまり早くに入力しても再度連携しなおしや入力し直しの手間がかかる。個人で入力する分については2月17日から始めた方が良い選択だろう。
-
2025年2月に食べたい野菜
農水省が発表した今週のお手頃野菜(令和7年2月7日更新)によると、2月第2週の野菜はなす、きゅうり、ピーマンが平年並みの値段とのこと。でも、どれも夏野菜で元からハウス栽培で結構お高め。一般の人向けの情報だけ信じていると、高い野菜を勧められてしまう。
実は農水省は『今週のお手頃野菜』以外にももうちょっとお固い情報を野菜の生育状況及び価格見通し(令和7年2月)についてで出していて、そちらの情報によるとほうれん草がちょうど冬が旬の野菜の中で平年並みのお値段になりそう。
農水省の情報も賢く取捨選択して、家族に栄養たっぷりのご飯を作ってあげよう。